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国際協力NGOジャパン・プラットフォーム(JPF) 公式ブログ

国際協力NGOをサポートする認定NPO法人ジャパン・プラットフォーム(JPF)のブログ。NGO・経済界(経団連、企業など)・政府(外務省など)が連携し、国内外の緊急人道支援を実施。寄付金・募金受付中。

海外事業部スタッフが東北視察ツアーに参加しました

こんにちは。ジャパン・プラットフォーム(JPF)海外事業部の鳴海と申します。普段はアフガニスタンやパキスタンのプログラムを担当しています。

2015年3月、仙台で行われた第3回国連防災世界会議の機会をとらえて、JPFは宮城県の東日本大震災の被災地や復興事業の行われている地域を訪問するツアーを実施しました。普段はアフガニスタンや南スーダン等海外のプログラムを担当しているスタッフ数名も、JPFの日本国内での活動や被災地の現状を知るためにツアーに参加しましたので、そのツアー内容の一部や感じたことをご紹介したいと思います。

まずは、仙台から車で1時間半ほどのところにある宮城県沿岸部の七ヶ浜町へ向かいました。七ヶ浜は地震と津波により壊滅的な被害を受けましたが、行政とNPOが連携しながら復興へ向けて様々な取り組みがなされている様子を、渡邊町長と七ヶ浜で支援活動を実施しているNPOレスキューストックヤードの松永氏から説明を受けました。 
また被災した方々が裁縫や木工など手作りを楽しみながら交流を楽しむ場として運営されている「きずな工房」を訪問し工房で作業をしている皆さんからお話を伺いました。3月上旬ということで、皆さんが手作業で作ったひな人形が飾られていましたが、本当に可憐で華やかで見事な作品でした。

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 午後は石巻に移動し、NPOみらいサポート石巻の事務所を訪問。“震災の語り部”である佐藤さんのお話を伺いました。
被災当時佐藤さんはご高齢のお母様と一緒に自宅におり、近くのお寺に逃げたそうです。お母様の手を引きながら何とか泳いでお寺までたどり着いたものの、頭と顏がやっと出るくらいの高さまで水かさがどんどん増してきて、とても生きた心地がしなかった、とのお話は伺っているだけでどんなにか辛い体験だっただろうととても苦しい気持ちになりました。
このような余りにも辛い経験だったにも関わらず、佐藤さんは震災を風化させないため、また今後の防災に活かしてもらいたい、との思いから、語り部としての情報発信を続けていらっしゃるとのことで、心から頭が下がる思いがしました。

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 その後、同じくみらいサポート石巻スタッフの案内で、タブレット端末やスマートフォンで使用できる「石巻津波伝承AR」というアプリを使いながら、石巻の街を歩きました。

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このアプリを使うと、石巻の各所の「震災前」「震災直後」「震災後」「未来図」を映した写真が見られるのですが、いま自分が立っている場所は現在瓦礫がすっかり除去されているけれど震災直後はどれだけ大変な状況だったのか、写真を通してですが見ることが出来、非常に不思議な気分になると同時に面白い取り組みだと感じました。
以下の写真は、視察で立ち寄った石ノ森萬画館の「震災直後」「震災後」「未来図」です。エントランスの外でアプリに写る写真と同じ場所に立ち震災直後と現在の風景を見比べることができ、より実感がわきました。

震災直後f:id:japanplatform:20150525144644p:plain

震災後f:id:japanplatform:20150525144647p:plain

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今回のツアーの中で印象に残ったのは、複数の方が、「チリ地震の津波を経験したおばあちゃんから、次に大きな地震が来たら必ずすぐに逃げなさい、と言われた。その言葉があったから私は助かったのよ。」ということをおっしゃっていたことです。色々な情報があふれていても、直接人から人へ伝えられるコトバこそが次世代を助ける力になるのかも知れません。だからこそ、語り部という活動は貴重ですし、直接被災していない私にも語り部さんから伺った話を他の人たちに伝えていくことが出来るのではないかと感じました。

更に、私は普段アフガニスタンを始めとする海外の復興事業を担当していますが、今回のツアーで学んだことは海外の様々な被災地での活動にも活かせることが沢山ある、ということも大きな発見でした。例えば、長引く避難生活を送る人の心のケアをどうしていくか?震災や紛争が原因で元々住んでいた土地から避難すると地域住民同士のつながりが切れてしまい相互扶助が難しくなるという問題にどう取り組むか?など。国内・海外を問わず緊急の事象が起きた時に人が抱える問題にそれほど変わりはないのかも知れません。だからこそ、JPFの中でも担当の枠を超えて学びあい、これからの良い支援活動につなげていきたいと思います。

ジャパン・プラットフォーム海外事業部 アフガニスタン・パキスタンプログラム担当:鳴海

 

アプリは下記よりダウンロードできます

■For iOS

石巻津波伝承AR

石巻津波伝承AR

  • Ishinomaki Future Support Association
  • 教育
  • 無料

■For Android

石巻津波伝承AR - Google Play の Android アプリ

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