ジャパン・プラットフォーム(JPF) 公式ブログ

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JPF「東日本大震災被災者支援」2014年度報告書が完成

こんにちは。はじめまして。

5月初旬にJPFに入職しました、谷内田(やちだ)と申します。JPF東京事務所で「共に生きる」ファンド助成事業の事務局を担当しています。よろしくお願いします。

先月7月に、2014年度の東日本大震災被災者支援活動の報告書が完成しましたので、今回はその紹介をさせて頂きます。

東日本大震災が発災してから4年経ち、JPF「共に生きる」ファンドによる助成事業も4年が経過しました。

本報告書では、これまで重点的に取り組んできたコミュニティ、セーフティーネット、生業、コーディネーション・サポートの活動分野において、地域担当者からの実態報告と、助成団体の活動を掲載しています。(p5~p13)また、被災県外への避難をしている広域避難者の支援、そして支援の漏れや重複を避けるために形成される支援者同士のネットワーク組織のレポートも紹介しています。(P14~15)

さらに、2014年度にJPFが実施したフォーラムや国連防災世界会議におけるJPFの取り組みも報告しており、非常に充実した内容となっております。

 

本報告書の制作期間は約半年。時間はかかりましたが、「共に生きる」ファンド事務局内からも、報告書の出来栄えは非常に満足との声が聞かれました。

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2014年度報告書は以下ページよりダウンロードが可能ですので、お読みいただければと思います。

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「東日本大震災被災者支援」2014年度報告書(PDFで開きます)

ところで、今回の報告書の表紙に使われた写真は、JPFスタッフが宮城県気仙沼市で撮影(2015年4月)したものなのですが、表紙写真は他の候補もありました。最終的に「共に生きる」ファンド事務局内で投票が行われ決定したのですが、どの写真も東日本大震災で大きな被害を受けた被災地の今を伝えるものでした。

 

惜しくも表紙を飾ることができなかった写真(一部)を、せっかくですので、ここで紹介したいと思います。

◆気仙沼市の風景(2015年4月撮影)

入り組んだ地形が特徴的な気仙沼市。桜の花の向こう側に、現在も復興工事が行われている港湾地区が望めます。

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©JPF

◆宮城県石巻市日和山からの風景(2015年2月)

津波で大きな被害を受けた港湾地区を背景に、部活動に励む学生たちの姿が印象的です。

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©JPF

 

高台から見ると、被災地域はまだまだ復興途中にあることがわかります。JPFでは、今後も被災地で活動する団体への助成事業を通して、被災地の支援活動を行ってまいります。

 

ジャパン・プラットフォーム 国内事業部 谷内田


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