被災者の皆さんは、仮設住宅や借り上げ住宅で仮の住まいを確保されていると思われがちですが、まだ「避難所」はあります。
埼玉県加須市の、旧騎西高校。
ここには、福島県双葉町から避難されてきた方々が今でもいらっしゃいます。さまざまな理由で借り上げ住宅などに居を構えることが難しい方々にとって、教室などで、仕切りをつけただけの「我が家」での暮らしが、ずっと続いています。
ここでこれまで無料で提供されてきた食事(お弁当)が、9月から有料化されたというニュースで耳にされた方も多いでしょう。
NPO法人 ヒューマンソーシャルハーモニー研究所さんは、早くからこの地域に避難されている方々を支える「こころのふる里プロジェクト」を展開しています。
まず、高校の柔道室を使い、「歌とお話の会」を開催しています。ジャパン・プラットフォームでは、この会で使う道具などについて、助成を行っています。
お茶と一緒にお菓子をつまみ、その後はオリジナルの歌集を手に、その場で参加する皆さんが歌いたい歌を挙げ、皆で歌います。
この日歌ったのは、「学生時代」「高校三年生」「いつでも夢を」などなど…皆さんとてもよく通る美声で、合唱団顔負け。
でも、こんなに元気に声を張り上げて歌い、穏やかな笑みでおしゃべりができるようになるまでには、長い長い道のりを通ってきたことでしょう。
また、この高校以外でも、借り上げ住宅などに避難している方々が利用できる広域避難者支援サロン「ハーモニー」が8月にオープンしました。
サロンとして使用する部屋のほかに、ショップが併設されています。双葉の皆さん手作りの「布ぞうり」などの工芸品や、お肌にうれしい自然化粧品が販売されていますので、ぜひお立ち寄りください!
また、ヒューマンソーシャルハーモニー研究所さんでは、こうした避難者支援活動に参加してくださるボランティアさんを大募集中です!
※写真は予め関係者の許可を得て撮影・掲載しております。
ジャパン・プラットフォーム 大橋
→認定NPO法人ジャパン・プラットフォームWebサイト
→認定NPO法人ジャパン・プラットフォームへ寄付・支援をする
→東日本大震災被災者支援ページ
→いま、東北では…(東北へのご寄付のお願い)