7月24日の夜、南相馬小高で6年ぶりに、野馬追いの勇者達を迎え入れる火の祭りが行われました。これは野馬追いのために出かけた小高の騎馬武者達が、小高に帰り着く頃には暗くなっているので、たいまつを道沿いに灯して迎え入れたことが始まりです。
遠くに見える火がたいまつです。
クライマックスには花火が盛大に上がりました。
南相馬小高で6年ぶりに、野馬追いの勇者達を迎え入れる火の祭り【ジャパン・プラットフォーム国内事業部ブログ】
そして、7月25日の朝から小高神社で野馬懸けの祭りが行われました。これは絵馬の元になったお祭りで、野生馬を捕まえてそれに願いを込めて神様に奉納するというものです。
神事なので野生馬を捕まえる若者はみな白装束で、身を清められ周りにも塩が巻かれます。
いざ始まると、まず騎馬武者達が神社の外から野生馬を神社の境内に追い込みます。映像の中の白い馬が野生馬です。
南相馬小高で6年ぶり行われた野馬追【ジャパン・プラットフォーム国内事業部ブログ】
するとその裸馬を若者が数人係で捕まえに行くのですが、結構命がけで何度も振り落とされたりします。
南相馬小高で6年ぶり行われた野馬懸【ジャパン・プラットフォーム国内事業部ブログ】
南相馬小高で6年ぶり行われた野馬懸②【ジャパン・プラットフォーム国内事業部ブログ】
7月12日の避難指示解除後に行われた初めての小高の野馬懸けには非常にたくさんの人が集まり、こんなに大勢の参加者はこれまでみたことなかったとのことでした。
ちなみに極秘情報ですが、本当に美しく迫力があるのは、その日の早朝に海岸沿いで行われる野馬懸けの練習風景だそうです。朝日に照らされながら海岸を走る馬を写真に収めようと事情を知る写真家が全国各地から集まるそうです。
ジャパン・プラットフォーム福島担当山中
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