ジャパン・プラットフォーム(JPF) 公式ブログ

緊急人道支援組織、認定NPO法人ジャパン・プラットフォーム(JPF)のブログ。NGO・経済界(経団連、企業など)・政府(外務省など)が連携し、国内外の緊急人道支援を実施。寄付金・募金受付中。

宮城県大郷町で住民の元気を支える取り組み(休眠預金活用事業)

今回は、「台風15号・19号被災地支援プログラム」の実行団体であり、JPF加盟NGOでもある「日本インターナショナル・サポート・プログラム(JISP)」の活動内容を紹介いたします。

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©日本インターナショナル・サポート・プログラム

JISPは、宮城県大郷町で令和元年台風19号被災者支援を実施しております。大郷町の仮設住民にはご高齢者が多く、洪水による被災に加え、新型コロナの影響もあいまって、外出や社会的交流、運動量が激減し、体力低下や体調不良、倦怠感、不安、意欲低下や孤独感等などの課題を抱えておられました。この問題に取り組むため、これまで日常的な営みとしていた農作業を通じて、被災者の元気を取り戻し、孤立を防ぐための活動を実施しています。

仮設住宅ではプランタや畑での農作業を支援しています。暑い夏の日も、ご自宅の玄関前でプランタの手入れに励む住民さんをよくお見かけします。プランタに植えた花や野菜が見事に成長し、時には住民同士でお花見したり、野菜を収穫している様子も見られ、手軽なプランタ栽培はご高齢の方に大好評です。仮設近隣に設置した「ハローガーデン」で、様々な野菜を栽培されているご高齢の参加者は、「沢山収穫できたら、仮設の隣近所に配りたい」と、日々畑仕事を楽しまれています。

また、台風被害の深刻であった、中粕川地区にもプランタ栽培支援を拡大し、土手先地区においては、公民館近隣の花壇への花植えの活動を行いました。多くの受益者から、「土弄りは夢中になれるし、心が落ち着く」と嬉しい声を頂いています。大郷の皆様の元気を支えるため、今後とも地域の方々と共にこの活動に取り組んでいきます。

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©日本インターナショナル・サポート・プログラム

▼日本インターナショナル・サポート・プログラム

https://jisp.org/

▼JPF休眠預金活用事業「台風15号・19号被災地支援プログラム」https://www.japanplatform.org/contents/kyuminyokin/programs/reiwa-typhoon2019.html