JPFは、休眠預金活用事業(2022年通常枠)として、日本国際交流センター(JCIE)と共同で「アウトリーチ手法による外国ルーツ住民の自立支援」事業を実施しています。この事業には全国から6つの実行団体が参加し、外国ルーツを持つ方々の悩みや問題の改善・解決に取り組んでいます。
今回は、JPF加盟NGOであり、本事業の実行団体の一つでもあるシャンティ国際ボランティア会の活動をご紹介します。
公益社団法人シャンティ国際ボランティア会は、2020年から日本国内に住む外国ルーツの方々への支援を開始しました。2022年通常枠の事業では、これまで東京都豊島区で実施してきた外国ルーツ住民支援の持続性を高めるとともに、周辺地域である練馬区にも支援モデルの波及を目指しています。
この事業では、社会福祉協議会(社協)や弁護士、地域の支援団体と連携し、互いの特色を生かしながら地域の支援ネットワークを構築することで、外国ルーツ住民の持続可能な支援を目指しています。
練馬区でのフードパントリー・相談会
7月3日、東京都練馬区において、練馬区社会福祉協議会の事務所を会場に、フードパントリー・相談会が行われました。これまで練馬駅周辺で開催していた相談会ですが、社協事務所での開催は、豊島区も含め、今回が初めてです。
事業担当の村松さんからのコメントもいただきました。
「社協事務所で開催することで、担当以外の多くの職員さんに活動を直に見ていただき、事業への理解を深めていただけたことも大きな収穫でした。」
シャンティ国際ボランティア会は、今後も引き続き、生活に悩みを抱えていらっしゃる外国ルーツ住民のためのフードパントリー・相談会を開催する予定です。
このような活動を通じて、外国ルーツを持つ方々が地域社会で安心して生活できる環境が整うことを願っています。JCIEとJPFも、本事業の資金分配団体として、実行団体の活動を引き続きサポートしていきます。