こんにちは。地域事業部の坂巻です。
JPF熊本地震被害者支援(九州地方広域災害被災者支援) 事業の業務で、毎月2回くらい東京事務局から熊本市に出張しています。
震災から1年が過ぎた熊本市では、城は20年間におよぶ復元工事が進んでいますが、市内にはまだ半壊のままとなっている建物が残っています。熊本城
熊本市唐人町
でも目につくのは、震災の影響を受けた建物ばかりではないんですよ。
そこで今回のブログでは、熊本の風景から感じたこと・調べてみたことをお話します。
熊本市をまわっていると、立派な建物の眼科、歯科、精神科などの単科医院の看板も目につきます。
水前寺あたりの医院の広告
?と思い調べてみると、なんと熊本市は政令指定都市20市中、人口10万人あたり病床数が1710.4床、医師数が321.3人と第1位(出典:熊本市市勢要覧2015 P33)。
そこで、熊本市の中心である中央区と面積、人口密度が似ている横浜市緑区と比較してみました(出典:日本医師会 地域医療情報システム http://jmap.jp/cities/detail/city/43101)。
熊本市中央区と横浜市緑区の10万人あたりの数を比較すると、熊本市中央区は病院数が約5倍、一般診療所病床数が約12倍、精神病床数は約13倍、病院病床数は3倍、医師数は約5倍、歯科医師数は約2倍です。なるほど医院・病院が目に付いた訳です。
しかも立派な入院設備がある眼科とか歯科医院が多いんですよ。レストランかウェディング場かと間違うような素敵な建物。
熊本市中央区呉服町の眼科(病床19)
熊本市中央区子飼本町の眼科口腔病院(病床24)
熊本市中央区水前寺の皮膚科医院(入院設備なし)
ジャパン・プラットフォーム(JPF)は、復興に向けて歩み続ける熊本への伴走をまだまだ続けていきます。東京から熊本への出張も続く予定です。
でも、これだけ医療が充実している熊本でなら、「いざとなったら入院してもいいかなあ」なんて考えてしまいました。
地域事業部(2017年4月1日より、国内事業部から名称を変更しました)
坂巻
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