写真:降り立った遠野駅は土砂降りでした。
普段はほとんど仙台の東北事務所から出る機会がない私ですが、6月下旬に4日間、岩手へ行ってまいりました。岩手では、現地の会議に参加させていたたり、助成先の団体さんを訪問したり、仮設住宅や仮設商店街を見て回ったりと4日間で、山田町・大槌町・釜石市・大船渡市・陸前高田市の全てを訪れる盛り沢山な毎日でした。
今回は、第11次ジャパン・プラットフォーム「共に生きる」ファンドで助成している「再生の里ヤルキタウン」さんの活動を紹介させていただきます。訪問した日は「ヤルキタウン・コミュニティキッチン」の開所式の翌日でした。前日の開所式では地元の柚餅子(ゆべし)づくりの名人の方を講師に、地元の方たちと柚餅子を作られたそうです。(再生の里ヤルキタウンのブログはこちら)
写真:冷凍保存されている柚餅子。
柚餅子というと、仙台出身の私はクルミゆべしをイメージするのですが、こちらは、お餅のような、ういろうのような、全く別のお菓子でした!(後で調べてみたら、柚餅子と呼ばれるお菓子は地方によって別のものを指すようです。)
写真:切り分けると、中はなるとのように渦巻模様。
ピンクは「梅」、緑は「よもぎ」、茶色は「ニッキ」とそれぞれ味が違うそうです。これから「コミュニティキッチン」は地元の方々に地元の食文化を通した交流の場や地元食材を使った商品開発の場を提供していきたいとのことです。
東北事務所勤務ではありますが、同じ「東北」でも仙台の市街地にいると、最近は震災の影響を感じることがあまりありません。今被災地では何が起こっていて、どのような支援が必要とされているのか。この岩手での経験を大切にこれからも活動していきたいと思います。
ジャパン・プラットフォーム 保坂
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