ジャパン・プラットフォーム事務局では、毎月常任委員会が開催されています。この委員会は、理事会の委任を受けた意思決定機関で、事業の実施および運営に必要な事項について決定または協議する場として設けられています。
構成員は、38団体が加盟するNGOユニットからの代表が2名、外務省から1名、経済界から1名、学識経験者・財団から2名(現在1名欠員)、ジャパン・プラットフォームの代表理事1名と事務局長です。立場も経歴も異なるメンバーがひとつの机を囲み、白熱した議論が繰り広げられています。
各分野に精通する委員がいるからこそ、ジャパン・プラットフォームが実現できていることは数多くあります。
外務省からは、VISAの発給や現地での政府高官とのアポ取りのサポートをいただいています。経済界からは、企業から見たNGO活動への期待やご支援のお願いに対するアドバイスや経営の視点からのご指摘をいただいています。そして学識経験者からは、支援活動を取り囲む政治状況と中立性の確保に関して貴重なご意見やモニタリングに外部の専門家にご参加いただく際の架け橋になっていただいています。これらのサポートを活用させていただくことで、ジャパン・プラットフォームはより良い支援を目指して活動することができるのです。
委員会の流れは、第一部/第二部/第三部の三部構成になっています。
第一部は、主に専門的な視点を審査する助成審査委員会を経た各NGO団体から申請された事業について、プログラムの方針に照らし合わせて妥当性や有効性等について審議を行い承認の可否について最終判断を行っています。2013年2月の常任委員会では、アフガニスタン・パキスタン人道支援、「アフリカの角」支援の申請事業が審議されました。第二部はメンバーをNGOユニットの幹事団体も加わり、支援プログラム全体に関する方針の話しあいが中心に行われます。
最後に第三部については、出張報告をはじめとする全体への情報共有が行われています。
委員会で議論される内容は多岐にわたり、委員会は数時間にわたって行われます。
多方面のステークホルダーが関って成り立っているため、多角的な視点の発見が毎回あり、月1回、内容の濃い委員会になっています。
常任委員会の委員一覧や議事録はウェブサイトに掲載されていますので、ご覧ください。
常任委員一覧 常任委員会議事録
ジャパン・プラットフォーム 康井
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