社会福祉法人日本国際社会事業団(ISSJ)は、日本国際交流センター(JCIE)とジャパン・プラットフォーム(JPF)が共同で実施する「アウトリーチ手法による外国ルーツ住民の自立支援」事業の実行団体の一つです。ISSJはこの事業の一環で、難民背景を持つ移民女性の社会統合を促進する事業に取り組んでいます。
昨年12月には、飲食店経営を目指すミャンマー出身の女性を支援する試食会を開催しました。企業や支援団体の関係者に加え、地域でパン教室を開いている方など、約10名が参加。彼女たちが実際に提供したいと考えているハチノスカレーやスパイス香る煮物など、6品がふるまわれました。
また、試食だけでなく、ミャンマーの現状や日本のミャンマーコミュニティについての共有の時間も設けられ、参加者にとっては文化や課題を学ぶ貴重な場となりました。
難民の背景をもつ移民女性の多くは、不安定な雇用環境や教育機会の中断など、さまざまな課題に直面していますが、それでも彼女たちは自己実現の希望を持ち、夢に向かって進んでいます。少しの支援が、彼女たちが次のステップに向かう力となります。今回の試食会は、彼女たちの夢を形にする第一歩となるとともに、参加者との交流を通じて理解を深める機会にもなりました。
今後もISSJは、彼女たちの挑戦を支え、地域とつなぐ取り組みを続けていきます。