ジャパン・プラットフォーム(JPF) 公式ブログ

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【満員御礼】「国際NGOの東北支援談話ナイト~地域とつくるコラボレーション~」開催報告

 2015年3月、防災分野の国際的な取り組みについて各国政府関係者が話し合う「第3回国連防災世界会議」が宮城県仙台市で開催されました。この期間仙台の街は、会議参加者だけでなく国内の支援関係者や一般市民の方々も広く参加できるシンポジウム・イベントなどが盛りだくさんとなり、大勢の方々でにぎわいました。

 そのひとつとしてJPFでも、「市民協働と防災」テーマ館で3月14日(土)に「国際NGOの東北支援談話ナイト~地域とつくるコラボレーション~」を開催しました。

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このイベントでは、JPF加盟3団体「AAR Japan[難民を助ける会]」「ハビタット・フォー・ヒューマニティ・ジャパン」「日本国際民間協力会[NICCO]」が、それぞれの現地パートナー団体・協力者とどのように協働して活動を行ってきたかを報告、そして、3団体の事業担当者とJPF国内事業部長、モデレーター阪本真由美氏(名古屋大学減災連携研究センター特任准教授) が、地域とのパートナーシップ、国内災害における国際NGOの強み、行政とNGO/NPOの支援の関係などについて、パネルトークを展開しました。

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 今回初の試みとして会場内に設置したのは「アナログツイッター」です。要は付箋を貼りつける会場壁のコーナーでして、来場者の皆さんにお話を聞きながら、国際NGOの強みや弱み、疑問、感じたことなど何でも書き込み、自由に貼りつけていただくというものです。「どの段階でパートナーが信用できると思ったか」といった鋭い質問、「京都なのにNICCO(ニッコー)」という突っ込みなど、なかなかバラエティに富んだつぶやきが貼られました。それに応えて、登壇者からもここではご紹介できないような(?)本音トークがところどころで炸裂する、エキサイティングな会となりました。

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 また会場内では、登壇NGOの海外支援地や東北各地のお菓子を提供しました。いずれのお菓子にも、現地の伝統や風土に加え、開発する人の苦労や、震災から立ち上がろうという思いがこもっており、手に取った来場者の皆さんにも、きっとそれが伝わったことと思います。

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被災県外からこの震災であらたに支援活動を始めたJPF加盟NGOは、地元の人々と信頼関係を築くのに苦労することも多く、また様々な活動をしてもその成果を報告する機会が少ないといった課題がありましたが、今回は東北の支援関係者だけでなく、JPFに馴染みのない市民の方々にも、活動について知っていただく貴重な機会となりました。今回のイベントの成功をヒントに、また様々な形で活動報告をする機会を設けられればと思います。


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