宮城地域担当の三浦です。
先日、グローバル・コンパクト・ジャパン・ネットワーク*1の関西分科会様よりご依頼をいただき、東日本大震災の復興の現状をお伝えしてきました。
東日本大震災発災より50か月が過ぎて、なお8万世帯近くの被災者が仮暮らしをされていること*2、災害公営住宅など工事は着工しているものの、完成はしておらず多くの方の避難生活はまだまだ長引くことが予想されること、事業を再開したものの震災前の売上まで戻っている企業は少ないこと。
また、まだまだ時間のかかる復興を地域の力で成し遂げるために、住民を主体としてコミュニティを無理なく支えて行ける枠組みを整える必要があることをお伝えしてきました。
被災地の現状や復興の最前線で奮闘している支援団体の活動などお伝えしたい想いはたくさんあり、企業の皆様が知りたいと思っていることにどれだけ配慮できたのか、参加された企業の方々がご満足いただけるものになったのか不安が残りますが、これを機に対話を深めさせていただければと思っています。
復興の現状をお伝えする機会を与えていただき、これまでの活動と現状、これからの活動について整理することができました。大変貴重な機会を与えていただきました。
参加いただいた企業の方からは、「東日本の復興は終わっていると思っていた」、「関西にいると東日本の状況を知る機会がほとんどない」、「復興支援に関心があるが何をしたらよいのかわからない」、「コミュニティの重要性がよくわかった」等のご意見をいただきました。
JPFでは、被災地の状況を定期的に発信していく取組を行っておりますが、まだまだ工夫が足りないこと、また復興に関心がある方へ十分にはお伝えできていないことがよくわかりました。
JPFとして、また宮城地域担当として価値ある復興支援を行うためのヒントをいただきました。
東日本への支援という暖かいお気持ちを、しっかりと被災者や被災地域に伝えていく橋渡しの役割り、JPFとして今後も大切にしていきたいと思います。
ジャパン・プラットフォーム 宮城県 地域担当:三浦
東日本大震災支援被災者支援特設サイト|認定NPO法人ジャパン・プラットフォーム(JPF)
国際協力NGOジャパン・プラットフォーム -日本・海外で緊急人道支援・援助を行う非営利活動団体(認定NPO法人)に寄付・募金を。
*1:グローバル・コンパクト・ジャパン・ネットワークとは各企業・団体が責任ある創造的なリーダーシップを発揮することによって、社会の良き一員として行動し、持続可能な成長を実現するための世界的な枠 組み作りに参加する自発的な世界的な取り組みの日本のローカルネットワークです。http://ungcjn.org/
*2:平成27年1月現在 内閣府調べ