今日は交流サロンしんせいの事業をご紹介します。
「交流サロンしんせい」は元々「JDF被災地障がい者支援センターふくしま(以下JDFふくしま)」での活動がベースになっています。JDFふくしまでは震災後、避難生活を送る障がいを持った方々を、地域の施設やサービスに繋ぐ役割を担ってきました。しかし、避難前の田舎暮らしの中でそれぞれに役割を持って生活を営んできた軽度の障がいをお持ちの方々の中には、障がい者手帳を持っておらず、福祉サービスを利用せずに避難生活を送っている方(以下、避難障がい者)もいます。仮設・借り上げ住宅での避難生活の中で、近隣住民との新たな関係作りやそれぞれの活躍の場を得ることは容易ではなく、ひきこもりがちになりつつあります。こうした皆さんと共に次の生活の基盤つくりを交流サロンしんせいは行っております。
JPFは交流サロンしんせいがJDFふくしまだった頃より、活動の方向性についての相談をうけており、JDFふくしまの活動から交流サロンしんせいの活動へと移行するフェーズでもネットワーキングや活動の整理のお手伝いをしたり、他ファンドをご紹介したりする等さまざまな角度からサポートしてきました。
これまでJPFは、福祉サービスなどの制度からもれている方々を支援するためのネットワーク作りと受け皿、居場所作りという内容で助成してきており、今回も地域のみなさんと繋がりを作る交流の場の支援をさせていただきました。
以下、理事の富永さんからのメッセージです。
たいへんお世話になっております。交流サロンしんせいの富永です。
10月1日に地域のみなさまをお招きし、オープンCaféを開きました。おかげさまで、ご近所のみなさんや福祉事業所のみなさん、関係のあるNPOのみなさんがたくさん訪ねてくださいましたので、その様子を写真に撮りましたので送ります。
発災から4年が経ち、交流サロンしんせいで活動する避難障がい者もやっと夢や将来を口にすることが出来るようになりました。特定非営利活動法人しんせいでは、郡山市に根を下ろすと決めた避難障がい者等への支援活動を長期にわたり行っていくために、第21回共に生きるファンドの助成を受け交流スペースの改修工事を行いました。今後もこの交流スペースを活用しながら、避難障がい者と地域を結ぶお手伝いを行っていきたいと思います。
報告:特定非営利活動法人しんせい 理事富永美保
ジャパン・プラットフォーム福島地域担当山中
東日本大震災支援被災者支援特設サイト|認定NPO法人ジャパン・プラットフォーム(JPF)
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