ジャパン・プラットフォーム(JPF) 公式ブログ

緊急人道支援組織、認定NPO法人ジャパン・プラットフォーム(JPF)のブログ。NGO・経済界(経団連、企業など)・政府(外務省など)が連携し、国内外の緊急人道支援を実施。寄付金・募金受付中。

「共に生きる」ファンドのモニタリングで米沢市と郡山市を訪問(JPF東日本大震災被災者支援)

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こんにちは!JPF地域事業部(東京事務所)の山崎です。 

 

JPFでは、約10年にわたり、海外事業、緊急対応、そして、渉外などを担当してきましたが、20198月からは初めて地域事業を担当することになりました。いわば最古参の新人です。地域事業部では主にJPF東日本大震災被災者支援の「共に生きるファンド(以下、「共生き」)に関する事務作業を東京事務所で行っています。共生助成事業の事業内容の変更の調整や実施状況のモニタリングのためにときどき出張もしています。 

 

少し前になりますが、8月の終わりにも山形県米沢市と福島県郡山市に出張しました。JPF東日本の福島担当と、「共生き」助成事業のモニタリング業務を委託している「ふくしま連携復興センターのスタッフの方に同行です。 1日目の道中、道の駅 米沢で昼食。米沢と言えば自分の頭には真っ先に「米沢牛」が思い浮かびますが、米沢牛ステーキは手が出ないので、今回は、米沢牛カレー。

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おなかが満たされた後、「共生き」助成団体の一つ「青空保育たけの子」の活動拠点におじゃましてまいりました。 青空保育たけの子さんでは主に、福島の被災者や米沢に避難した家族に週末などにゆっくりしてもらえるよう、また、子どもたちが自然の中で遊べるよう、米沢で活動を行っています。 「共生き」では、古民家を利用した宿泊施設の運営体制の整備や、「冒険遊び場」の整備、運営に対して助成をしています。 今回の訪問では、宿泊施設にカフェを設置したということで、それも見させていただきました。 

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カウンター席で6席程度のお店は、8月末のプレオープンの時にはカレーやコーヒーなどを準備しているとのことでした。今後も来園者にゆっくり楽しんでもらえるよう、設備やイベントプログラムなどを充実して行っていただければと思います。 

 

翌日は福島県郡山市の「しんせい」に行ってきました。 

しんせいさんでは、主に東日本大震災で被災した障がい者の方々の就労支援活動を行っています。企業や他のNPOと連携して、お菓子やバッグといった様々な製品を生み出しています。 

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「共生き」の助成では、仮設住宅の生活実態調査や支援状況の確認、団体運営基盤強化のためのスタッフの能力強化などを行っています。SDGsの“誰も取り残さない(Leave no one behind)世界”の実現に向けて活動を続けていただければと思います。 

 

JPF 山崎久徳