ジャパン・プラットフォーム(JPF) 公式ブログ

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ハイチ地震の被災を逃れたホテル~Hotel Oloffson~

f:id:japanplatform:20130222121414j:plain写真:Hotel Oloffsonの外観

2010年1月から開始した、ジャパン・プラットフォームのハイチ地震被災者支援プログラムですが、今年の1月にようやくプログラムの最終評価が終わりました。改めてハイチの歴史を見直すと、今の状況からはなかなか想像しにくいのですが、世界初の黒人共和国であり、1960、70年代は独裁政権下ではあったものの国としてはとても豊かで繁栄しており、過去の栄華を誇るべき国であると分かります。現地でもそれを感じられることがたまにあります。

 現場視察途中でお昼に立ち寄ったHotel Oloffsonも、そんなハイチの一面が垣間見られる場所の一つです。このホテルの建物は、もともとは富豪で大統領となった人物の邸宅として19世紀後半に建てられたのですが、1915年から1934年までハイチがアメリカの支配下に置かれた際には、アメリカ軍の病院として使われていたようです。

このホテルは小説にも登場しています。イギリス人小説家のグレアム・グリーン(Graham Greeneと綴るのに、なぜグレアムと読むのか不思議ですが…)の著作で、1966年に書かれた『喜劇役者(The Comedians)』という小説の中に出てくる、ホテルトリアノンのモデルとなった場所なのです。

1970,80年代には、ホテルの上客として、ジャッキー・オナシスやミック・ジャガーも訪れていたようです。1980年代後半~1990年代になると、政治的動乱で、そのような栄華は瞬く間に消えてしまうのですけれど。

このホテルは2010年のハイチ地震では、建物自体は屈強でそれほど被害はなかったようですが、周辺の壁が崩れケガをした人もいたようでした。震災後の割と早い段階で営業を再開していたように記憶しています。

ホテルにはRAMというハウスバンドがおり、毎週木曜日にはライブミュージックの演奏があります。以前は観光客が宿泊している姿をあまり見かけなかったのですが、今回訪問した際には欧米からのお客さんも多く賑わっていたようでした。入口にはいろんなブードゥ教のモニュメントが置かれ、壁面にはブードゥ教風の絵画が描かれたりしているのも、ホテル独特の雰囲気を醸し出しています。そうそう、私がこのホテルで一番好きなのは、ホテルと一緒に年を重ねているようなモーガン・フリーマン似の老齢のウェイターさんです。以前チキンアボガドサンドイッチを注文したら、20分後に戻ってきて、「アボガドがない」って言われたこともありましたっけ。
ジャパン・プラットフォーム 早川

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写真:ホテルのダイニングロビー

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写真:岸壁に書かれたブードゥ風の絵画、RAMのモチーフも見られる

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写真:いい味出しているウェイターさん

 

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