ジャパン・プラットフォーム(JPF) 公式ブログ

緊急人道支援組織、認定NPO法人ジャパン・プラットフォーム(JPF)のブログ。NGO・経済界(経団連、企業など)・政府(外務省など)が連携し、国内外の緊急人道支援を実施。寄付金・募金受付中。

長野市長沼地区での復興まちづくり(休眠預金活用事業)

こんにちは!

今回はJPF加盟NGOであり、休眠預金活用事業「台風15号・19号被災地支援プログラム」の実行団体である「SEEDS Asia(以下SEEDS)」の活動内容などを紹介いたします。

SEEDSは2019年の台風19号で大きな被害を受けた長野市の長沼地区において、地域資源の再発掘による復興まちづくりを行っています。こちらはJPFの「令和元年台風被災者支援」プログラムにおける「Withコロナ時代の復興まちづくり協力事業」と併せた支援事業となります。

令和元年の台風19号以前より、高齢化の進んでいた長沼地区では、新型コロナウイルスの感染予防に、十分に配慮した復興のまちづくりや人材育成が必要とされてきました。そのため、コロナ禍でも住民の意見をしっかりと収集していくための工夫が求められます。しかしながら、まだまだIT化やデジタル化へのハードルは高いことから、子どもから高齢者まで、より簡単に意見を伝えられる、りんご形のカード「復興まちづくりんご」を作成しました。

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りんご形のカード©SEEDS Asia

今後も定期的に事業内容や現地の方の声などを紹介していきます。

 

台風15号・19号被災地支援プログラム|休眠預金等活用事業|国際協力NGOジャパン・プラットフォーム(JPF)

【認定】特定非営利活動法人SEEDS Asia

SEEDS AsiaのFB記事

 

新型コロナウイルス対応緊急支援の採択団体のご紹介(休眠預金活用事業)

 JPFは、休眠預金活用事業「新型コロナウイルス対応緊急支援」に関し、2つのプログラムにおいて、資金分配団体に指定されております。今回は、そのうちの一つである在留外国人支援に関し、採択団体と活動地域などをご紹介いたします。

特定非営利活動法人 移住者と連帯する全国ネットワーク

 活動地域:全国

 事業名:新型コロナ 移民・難民相談支援事業

特定非営利活動法人 北関東医療相談会

 活動地域:北関東

 事業名:医療からほど遠い在留外国人の側に立つ

公益社団法人 シャンティ国際ボランティア会 ※JPF加盟NGO

 活動地域:東京都豊島区とその周辺

 事業名:生活・法的支援による包括的生活安定支援

特定非営利活動法人 青少年自立援助センター

 活動地域:全国

 事業名:外国人保護者と若者のための就労支援事業

特定非営利活動法人 日越ともいき支援会

 活動地域:全国

 事業名:在留外国人コロナ緊急支援事業

社会福祉法人 日本国際社会事業団

 活動地域:北関東

 事業名:移住者コミュニティのエンパワメント事業

一般社団法人 反貧困ネットワーク

 活動地域:関東

 事業名:公的支援を利用できない外国人の相談・居住・医療支援事業

公益社団法人 北海道国際交流・協力総合センター

 活動地域:北海道

 事業名:北海道在住外国人緊急支援プロジェクト

 

各団体の具体的な活動内容については、今後、紹介していきたいと思います!

休眠預金等活用事業|国際協力NGOジャパン・プラットフォーム(JPF)

特定非営利活動法人 移住者と連帯するネットワーク(移住連)

北関東医療相談会

(公社)シャンティ国際ボランティア会 アジアの子どもに教育を。本を通じて世界が拓ける|公益社団法人 シャンティ国際ボランティア会(SVA)

青少年自立援助センター

NPO法人日越ともいき⽀援会

社会福祉法人日本国際社会事業団(ISSJ)

反貧困ネットワーク

公益社団法人 北海道国際交流・協力総合センター HIECC/ハイエック

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災害支援事業の採択団体のご紹介(休眠預金活用事業)

  JPFは休眠預金活用事業の2020年度の災害支援事業(防災・減災支援、緊急災害支援)の資金分配団体にも指定されております。今回は採択団体と事業内容について、簡単にご紹介いたします。

  同事業では、ガバナンス・コンプライアンス体制、事業分野における経験、ネットワーク形成の実現可能性などに関する審査を経て、下記の団体を採択いたしました。 

特定非営利活動法人 ワンファミリー仙台特定非営利活動法人 YNF ※2団体のコンソーシアム申請

 活動地域:徳島県、福岡県、佐賀県、大分県、熊本県

 事業名:防災・減災に取り組む民間団体等への災害ケースマネジメントノウハウ移転事業

一般社団法人 ピースボート災害支援センター ※JPF加盟NGO

 活動地域:岡山県、全国

 事業名:避難所運営の人材育成と支援調整のための全国ネットワークの形成

特定非営利活動法人 岡山NPOセンター

 活動地域:岡山県、全国

 事業名:支援団体の動きと被災地状況をリアルタイム共有する仕組みづくりプロジェクト 

  今後、各団体の具体的な活動内容についても、紹介していきたいと思います!

休眠預金等活用事業|国際協力NGOジャパン・プラットフォーム(JPF)

仙台のNPO法人ワンファミリー仙台

特定非営利活動法人YNF

ピースボート災害支援センター

特定非営利活動法人 岡山NPOセンター

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宮城県大郷町で住民の元気を支える取り組み(休眠預金活用事業)

今回は、「台風15号・19号被災地支援プログラム」の実行団体であり、JPF加盟NGOでもある「日本インターナショナル・サポート・プログラム(JISP)」の活動内容を紹介いたします。

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©日本インターナショナル・サポート・プログラム

JISPは、宮城県大郷町で令和元年台風19号被災者支援を実施しております。大郷町の仮設住民にはご高齢者が多く、洪水による被災に加え、新型コロナの影響もあいまって、外出や社会的交流、運動量が激減し、体力低下や体調不良、倦怠感、不安、意欲低下や孤独感等などの課題を抱えておられました。この問題に取り組むため、これまで日常的な営みとしていた農作業を通じて、被災者の元気を取り戻し、孤立を防ぐための活動を実施しています。

仮設住宅ではプランタや畑での農作業を支援しています。暑い夏の日も、ご自宅の玄関前でプランタの手入れに励む住民さんをよくお見かけします。プランタに植えた花や野菜が見事に成長し、時には住民同士でお花見したり、野菜を収穫している様子も見られ、手軽なプランタ栽培はご高齢の方に大好評です。仮設近隣に設置した「ハローガーデン」で、様々な野菜を栽培されているご高齢の参加者は、「沢山収穫できたら、仮設の隣近所に配りたい」と、日々畑仕事を楽しまれています。

また、台風被害の深刻であった、中粕川地区にもプランタ栽培支援を拡大し、土手先地区においては、公民館近隣の花壇への花植えの活動を行いました。多くの受益者から、「土弄りは夢中になれるし、心が落ち着く」と嬉しい声を頂いています。大郷の皆様の元気を支えるため、今後とも地域の方々と共にこの活動に取り組んでいきます。

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©日本インターナショナル・サポート・プログラム

▼日本インターナショナル・サポート・プログラム

https://jisp.org/

▼JPF休眠預金活用事業「台風15号・19号被災地支援プログラム」https://www.japanplatform.org/contents/kyuminyokin/programs/reiwa-typhoon2019.html

長野市北部地域で子どもと保護者の支援(休眠預金活用事業)

こんにちは、JPF休眠預金活用事業担当です!

久しぶりの地域ブログ更新となりますが、今後は休眠預金事業を中心に活動内容などを紹介していきます。

今回は「台風15号・19号被災地支援プログラム」の実行団体である「NPO法人ながのこどもの城いきいきプロジェクト」の活動内容などを紹介いたします。

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リフレッシュプログラムの様子©ながのこどもの城いきいきプロジェクト

令和元年の台風19号で被災されたお子さんやその保護者の方々は、昨年からは新型コロナウイルス感染症の影響も加わって、まだまだ大変な日々を過ごしています。ながのこどもの城は、支援活動として「子どもの居場所の設置・運営」「リフレッシュプログラム」「保護者の居場所の設置・傾聴活動」を地域のボランティアとともに継続しています。支援プログラムを利用された保護者の方から、以下のようなメッセージをお寄せいただきました。

 災害があり、コロナもありで、子どもたちもですが、私自身もいっぱいいっぱいになってしまうことがありますが、みなさんが快く子どもを預かってくれるのでとても助かります。お迎えに行った時など、少しお話させていただいたりしますが、私もすごくホッとした感じになれます。本当に感謝しています。

今後も定期的に活動の内容や現地の方の声などを紹介していきます。

▼NPO法人ながのこどもの城いきいきプロジェクト

https://www.na-kodomo.com/

▼JPF休眠預金活用事業「台風15号・19号被災地支援プログラム」

https://www.japanplatform.org/contents/kyuminyokin/programs/reiwa-typhoon2019.html

 

 

休眠預金担当のごあいさつ(休眠預金等活用事業)

この度、ジャパン・プラットフォーム(JPF)休眠預金事業担当となりました瀧田です。

 JPFには2006年から2012年の6年間在籍し、5年ほどドイツで暮らした後、2017年に帰国、そしてJPFに戻ってきました。

 コロナ禍により寄付の減少が見込まれる中、これまで社会課題に取り組んできたNGO・NPOの存続も危うくなってしまう可能性があります。NGO・NPOを支えるため、そして彼・彼女らが取り組んでいる課題解決をサポートするために、休眠預金を活用した助成というカタチで貢献していきたいと考えています。 

 先日パソコン内のデータの整理をしていたら、懐かしいものが出てきました。今から12年前の2008年、当時JPFをサポートしてくださっていた英会話学校のウェブサイトに寄稿した短い文章です。

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はじめまして。人道支援組織ジャパン・プラットフォームの瀧田真理と申します。

業務ではウェブ担当ではありますが、自分の文章を投稿することは滅多にないので、ちょっと緊張しています。 

さて、みなさんは幼い頃、どのくらい親の仕事を理解していましたか?

私には6歳になる娘がいるのですが、彼女の理解力+想像力に驚かされることがありました。

(ひょっとして親バカなだけかも知れませんが・・・) 

ある日、ミャンマーでサイクロンの被害にあった人々が取り上げられているテレビニュースを見ながら、

「ママはこの人たちを助けるお手伝いをしないといけないから、保育園のお迎えが遅くなっちゃうと思うの。ごめんね。」と伝えました。 

すると娘は、自分の机にむかって何かごそごそしているなと思っていたら、小さな短冊を沢山もって私のところにやってきました。 

その短冊1枚1枚には、それぞれ異なる色でハートが書いてあり、短い言葉が添えてありました。

「おうちがないひとへ」

「おかあさんがいないひとへ」

「ままがいなくて こどもがごはんつくるひとへ」

「こまた(困っている)ひとへ」 

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これらの短冊を、サイクロン被災者に渡して欲しいというのです。

「だって、きれいなハートが書いてあるカードをもらったら、嬉しい気持ちになるでしょ?きっと元気になると思うの。」

娘は母親がたずさわっている仕事を彼女なりに理解し、想いをカタチに表してくれたのでした。 

私は、娘の他人を思いやることのできる優しさと成長に驚かされると同時に、日々の忙しさのなかで忘れがちなことを思い出させてもらいました。 

寄付はたくさん集まるだろうか、書類はしっかり揃っているのか・・・。

これらのことは大切ではあるけれど、本来の目的ではなかったはず。

「こまたひと」が元気になれるために、また明日からがんばらなくっちゃと思うのでありました。

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毎年のように発生する自然災害、これまでに経験したことのない感染症蔓延下での支援活動。乗り越えるべき課題は少なくないですが、ひとりでも「こまたひと」に支援を届けることができるよう、休眠預金事業を通して尽力していきたいと思っています。

 

 

休眠預金を使った被災地支援について(休眠預金等活用事業「2019年台風15号19号被災地支援」)

ジャパン・プラットフォーム(JPF)休眠預金事業担当の藤原です。

 JPFでは、2020年7月豪雨(令和2年7月豪雨/九州豪雨)災害支援を開始しておりますが、同時に、昨年9月、10月に発生した台風15号・19号の被災者支援を、現在も引き続き行っています。

 昨年の災害においては、九州から東北まで、全国各地で甚大な被害が発生し、千葉県の台風被害、長野県の千曲川の氾濫、冠水する東北の農地など、記憶に新しいかと思います。

 一方、今年に入ってからも自然災害や新型コロナウイルスという予期せぬ感染症の拡大が起こり、この台風15号19号の被災地の現状はあまり多くの方には届けられていないと思いますが、現場では今もなお、その復旧・復興支援が行われています。 

 新型コロナウイルス感染拡大により、従来型の、“外からボランティアが駆け付ける支援” が困難になるなど、被災者の方々、支援者の方々ともに非常に苦労をされる状況が続いており、いまだ流入した土砂の運び出しや、浸水した農地での営農再開に不安を覚えられている方、家屋の修繕が済んでいらっしゃらない方など、多くの方が困難を抱えられています。

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休眠預金事業の公募に関するオンライン説明会

 JPFでは多くの企業や市民の方々からの寄付に加え、昨年度始まりました休眠預金等を活用した公募助成(公募期間:2019年12月24日~2020年3月31日)による被災地支援を実施しており、6月より下記の4団体に対して助成を行っています。 

・岩手県山田町 公益財団法人共生地域創造財団
 台風19号災害被災者への伴走型支援事業
・宮城県大郷町 一般社団法人日本インターナショナル・サポート・プログラム
 農作業と地域交流を通じた被災者の健康増進とコミュニティづくり
・長野県長野市 特定非営利活動法人 SEEDSAsia(認定NPO)
 地域資源の再発掘による復興まちづくり人づくり
・長野県長野市 特定非営利活動法人 ながのこどもの城いきいきプロジェクト
 台風19号による被害を受けた子供とその保護者への支援事業

 今回の助成には総数12団体から応募があり、いずれも被災地にとっては有用な活動ばかりでしたが、今回は新型コロナウイルスの拡大状況にあったことから、感染症が広がらないことや被災地での感染症罹患不安を増やさないため、下記のポイントを満たしている事業/団体を助成の対象としました。 

  1.  被災地域内で活動ができる団体
  2.  被災地域外から主に遠隔で支援活動ができる団体
  3.  感染症拡大前から支援先住民や行政などと連携が図れている団体

 早期にコロナ禍が終息する事を願いますが、JPFでは、このような事態にも対応し得るように、適切なガイドライン作りや災害対応準備に取り組んでまいります。休眠預金活用事業の助成団体の活動等については、今後、ウェブサイトやSNSで紹介させていただきます。 

休眠預金等活用事業についてはこちら https://www.janpia.or.jp/kyumin/