新緑が山を彩り、川のせせらぎが眩しい今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?
5月10日(木曜)午後1時から、遠野浄化センターにおいて第5回心のケア・心理社会的サポートの研修会が開かれました。今回は3回シリーズの最終回ですが、昨年11月からこれまで、JPFは大槌や釜石など含め岩手県で計7回の心のケア・心理社会的サポートの研修を調整してきました。
プラン・ジャパンの提供で昨年度は、長年、世界各地で紛争・災害後の心のケア・心理社会的サポートを行ってきたオランダ人医師や、インドネシア・アチェ津波大災害で、実際に心のケアを行ってきたインドネシア人の臨床心理士による研修を遠野や釜石で行いました。
今年度に入ってから、今回の震災後いち早く昨年4月にケア宮城を立ち上げ、支援者向けの必要な研修を行われてきた、宮城女子学院名誉教授の畑山先生にも大槌にお越しいただきました。
この3回シリーズでは、震災直後から継続して、JOCS(日本キリスト教海外医療協会)からカウンセラーとして派遣され、カリタス釜石ベースを通して活動しておられる、上智大学講師の白石仁美先生をお招きしています。
今まで多数の支援団体から毎回15名から25名ほどのスタッフが参加して下さいました。継続して参加しているスタッフは、回を追うごとに、研修を通して洗練され、あたたかい心のやりとりができるようになっていくのが目に見えてわかりました。
参加者がそれぞれの活動の場で、何らかの形で心の復興に携わっていくことに希望を持ちながら、継続してこのような研修を調整していきたいと思います。
JPF山中