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2010年7月に開始したアフガニスタン・パキスタン人道支援は、今年2013年1月から第3フェーズに入りました。
第1フェーズは7団体による7事業でしたが、第2フェーズは7団体による9事業、第3フェーズは9団体による12事業と、年々参加団体も事業数も増えています。ジャパン・プラットフォームの海外事業の中では、開始当初から最も大きなプログラムです。
みなさんは、アフガニスタンやパキスタンにどのようなイメージをお持ちですか。危険やテロ、未知の国といったネガティブな印象でしょうか。確かにそのような面もありますが、それだけではありません。パキスタンは人口が世界で6番目に多く、国民の平均年齢は22歳と若さに満ちあふれた活気のある国です。そしてアフガニスタンは日本からとても近く、実は隣の隣の国です(アフガニスタンは中国とほんの少しだけ、国境を接しています)。このように遠い国でもなく、様々な側面を持ったアフガニスタンとパキスタンで、ジャパン・プラットフォームは支援を続けています。
ジャパン・プラットフォームのアフガニスタン・パキスタン人道支援は社会基盤整備、教育・保健、平和構築の3つの分野に分かれており、どれも両国の人々の生活に密着した、とても重要なものです。例えば、壁も屋根もない青空教室で勉強している子どもたちのために、校舎を建設しています。手を洗うことの重要性を知らない人々に対しては手洗い教室を開き、正しい手洗いの方法とその効果を理解してもらいます。まだ地雷が埋まっている地域に住む人々には、どういうところに地雷は埋まっていて、どういうものを触らないようにすれば地雷の被害に合わないか、専用の映画を見て考える機会を作ります。他にも図書館活動や農業支援等、地元の住民の声を聞きながら様々な活動を行っています。
第3フェーズは1月に始まったばかりです。2013年4月10日現在、新しく建設する学校の土台作りがスタートし、手洗い教室や地雷回避教育の教材づくりのための話し合いが始まるなど、事業は着々と進んでいます。ジャパン・プラットフォームは第3フェーズが終了する12月31日まで歩みを止めず、アフガニスタンとパキスタンに住む人々が必要とする支援を続けていきます。事業を実施している9団体は、アフガニスタン・パキスタン人道支援特設サイトで順番に事業の紹介をしています。現地のニュースや身近な出来事も紹介していますので、ぜひご覧ください。今まで遠くに感じていた両国が、きっと近くに感じられるはずです。
ジャパン・プラットフォーム 冨澤
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